ねりあずぶろぐ

雑多です。

ポケ森から学ぶ経済学の初歩

今流行のスマホアプリ、「どうぶつの森 ポケットキャンプ」(略してポケ森)について書こうと思います。

ポケ森についてと言っても、ポケ森でこの動物が〜とかこんなレア魚釣ったぜ〜とかそういう話ではなく、今回はバザー機能にのみ注目しました。
個人的にバザーという機能はとても面白いなと感じています。
その理由はちょっとした経済の勉強になるからです。
僕が小学生の頃読んだ本で「レモンをお金に変える法(ルイズ・アームストロング著)」という本があります。
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この本はレモンからレモネードを作って売るというただそれだけの内容なのですが、どのように売れば儲けることができるのかという観点から経済学の初歩的考え方を一通り学べるようになっています。
今回のポケ森でもバザー機能で儲けるためにはどうすればいいか、一緒に考えてみましょう。

単価は?個数は?

最初にバザーに出店しようとして、まず悩むのはここでしょう。
もはやこれが決まれば今回の記事は終了なのですが、ここから考えないと話が進まないのでとりあえず考えて見ます。

まず、単価について考えてみましょう。
ポケ森では単価として設定できる上限額が決められています。
この額を今後「相場」と呼ぶことにしましょう。
相場はいまのところ3種類しかなく、100ベル、1000ベル、15000ベルの3つです(他にあればリサーチ不足です、ごめんなさい)。
そして、ポケ森ではこの相場の10分の1の価格でいつでも売却することができます。これより安い価格で売る意味はありません。
また、相場通りに売っても相場は設定できる価格の上限なので、相場より安い価格で売ってる人がいれば当然安い方を買うでしょう。
つまり、設定すべき単価をX、相場をSとして


{ \displaystyle
\frac{1}{10}S < X < S
}

という不等式が成り立ちます。
しかし、この間のどのくらいの価格に設定すれば買ってくれるのかはよくわかりません。
これは他のさまざまな情報を考慮しないと決まらないので後回しにしましょう。

次に個数についてです。
ポケ森ではまとめ売りができるようになっており、このまとめ売りの個数も重要なファクターとなっています。
個数も単価同様に最大値が決まっており、10個が最大となっています。
一つ例を挙げて考えて見ましょう。
相場1000ベルのものを半額の単価500ベルで10個まとめ売りをしたとします。
買う側は5000ベル払って10個買うわけですが、相場1000ベルのものというのは2日1回どうぶつ達から要求されるかどうかというものになっています。
つまり、いくら単価が安くても一気に10個もいらないわけです(ポケ森には持ち物の上限もあるので、邪魔になりかねません)。
もちろん買う側は1個ずつをたくさん売ってくれる方がありがたいですが、売る側はバザーに出品できる上限があるのでできる限りまとめて売りたいでしょう。
この問題を解決するためには、買う側がまとめて欲しい最小単位を知ることが出来れば良さそうです。
バザーで売買される品は基本的にどうぶつ達が要求している品です。
つまりどうぶつ達の需要がそのまま買い手の需要に繋がります。
相場毎に考えると、相場100ベルは一度に1~3個要求され、頻度も高いです。
相場1000ベルは時々1匹単位で要求されることがあります。
相場15000ベルは僕は今まで要求されたことがありません。今の所どうぶつ友好度20で要求されるという情報がありますが、真偽はわかりかねます。
以上のことを踏まえると

  • 相場100ベル→3匹セット
  • 相場1000ベル→1~3匹セット
  • 相場15000ベル→1匹単品売り

ぐらいが良さそうです。
個数については結論が出ました。

結局単価は?

正直なところ周りとの価格競争次第なのですが、相場の半額以下は割に合わない気がします。
僕は最初9割で売っていたのですが相場100ベルはぼちぼち買ってくれる人がいるという感じだったので、そこまで格安にしなくても買ってくれる人は買ってくれます。
しかし、相場1000ベルは売れ残ったので900ベルではなかなか出してもらえないみたいです。
それを考慮すると6~8割程度が妥当でしょうか。
僕は相場100ベルと1000ベルを3匹ずつまとめ売りすることで、3の倍数にして単価を相場の3分の2の値段で売るというのを実践中です。
2匹買えば1匹タダって感じでわかりやすいですし。

その他小技

売るという観点で見て、実は単価や個数より重要なものがあります。
それは宣伝です。
でもポケ森で宣伝ってどうやればいいの?って感じですよね。
実際に宣伝そのものはTwitterSNSで行うしかありません。
しかし、ただ「今自分のバザーでこんな感じで売ってます!」って常に発信することは困難です。
そこで、宣伝しやすい売り方を考えることが重要になってきます。

宣伝しやすい売り方とは?
要するに買い手にとってのわかりやすさです。
先ほどの単価の部分で説明した価格設定を全て相場の3分の2に統一するというのも一つのテクニックです。
ということで僕は川魚を相場の3分の2の価格で売ってます!!!
川魚を買うならぜひ「ねりあのバザー」で!!!
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フレコ:5975 4903 806
フレンド登録も受付中!!!
という感じで露骨に宣伝するといいと思います。

もう一つ小技としては僕は途中で気づいて実践し始めたんですが、10,20ベルぐらい下の価格設定にすることですね。
人には10000ベルと9980ベルで20ベルしか変わらなくても9980ベルの方がかなり安く見えるという錯覚があります。
ぜひ実践してみるといいと思います。

まとめ

こんな風に、ポケ森のバザーは経済が学べる面白い要素だと思います。
ぜひ一度考察してみてはどうでしょうか。
そして、冒頭で紹介したレモンをお金にかえる法ではこれ以上にもっと原価やレモンの賞味期限等多くの経済学的要素を含み話が展開していきます。
興味を持った方はぜひ一読してみてはいかがでしょう。
それでは今回はこれで!